第26回日本赤十字看護学会学術集会 参加報告

「地域包括ケアの多職種連携と訪問看護の未来」

2025年7月19日・20日に開催された「第26回日本赤十字看護学会学術集会」に参加し、テーマセッション「地域包括ケアシステムの推進 ~2040に向けて~」にて、訪問看護の立場から「2040年問題に備えた地域包括ケアシステムの構築と訪問看護の役割」という演題で登壇させていただきました。

本セッションでは、他のパネリストとして在宅医、行政担当者、病院看護師の方々が登壇され、それぞれの立場から地域包括ケアの現状と課題が発表されました。多職種連携、ICTの活用、ACP(人生会議)の推進など、多様な視点からの意見交換が行われ、会場からも活発な質問が寄せられるなど、非常に実りある時間となりました。

「2025年問題」と言われ続けてきた将来像は、いまや現実のものとなり、私たちはその真っ只中にいます。さらに2040年には、団塊ジュニア世代が後期高齢者となり、私自身も支えられる側に近づいていくことを考えると、介護や看護を“自分事”として捉える必要性を痛感しました。

今後は、「自助」「互助」の力をいかに地域で育み、共生社会を支えていくかが大きな課題です。今回の登壇と学びを、日々の実践や地域との連携、スタッフの育成に活かしていきたいと思います。

記:森山薫 

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