2025年問題と言われ続けてきましたが、もう目の前までやってきました
次なるは、2040年問題が大変だ!と言われていますが、みなさんご存じですか
そもそも2025年問題、2040年問題とは何でしょうか
2025年問題とは、国民の3割が高齢者になり、団塊の世代(第2次世界大戦の終戦直後におこったベビーブームに生まれた世代)が75歳以上の後期高齢者になる年です
そして2040年問題は、団塊のジュニアが後期高齢者になる年で、働く世代が減り、1人の高齢者を1.5人の現役世代が支える時代になります。問題としては、現役世代が急減し、介護する人さえもいなければ、死に場所さえなくなる時代と言われています
そのために、今から在宅看取りが重要だと言われています
人は知らないことには、不安が強くなる特性があります
そこを看取りに寄り添う家族に、看取りに向けて身体の変化や家族にできることなどをお示した
パンフレットを用意しています
お看取りの心構え書です
介護職と連携する際には、介護職にもお渡しします
その中の一例ですが、食事の量が減ると、ご家族はみなさん心配になります
しかし当の本人は、「食べて」声かけされることが負担になってきます
心構え書には、食べたり飲んだりが減るのも自然の現象で、点滴で水分や栄養をいれても、
うまく利用できないので、身体の回復にはつながりませんと記されています
聴く機能が、一番最後まで残るので、今までの楽しかった思い出や感謝の言葉はしっかり話しかけてくださいと、家族が何か出来ることはと思われがちですが、その時の状態で支援できる内容にも触れています
そうやって、安らかな死を迎えることになります
森山 薫